ホテルサブスク比較|「サブスク」と呼ばれる5サービスの中身は全く違う

「ホテルサブスク」で検索すると、goodroom、unito、Otell、TsugiTsugi(ツギツギ)、NOMADormy(ノマドーミー)など、いろいろなサービス名が出てきて「結局どれを選べばいいの?」と迷った方も多いのではないでしょうか。

先に結論からお伝えします。

これらは同じ「サブスク」という言葉でくくられていますが、実態は「住まい系」「連泊予約系」「ホテルチェーン系」の3タイプに分かれていて、比較すること自体があまり意味をなさないケースもあります。 大事なのは「自分がどう暮らしたいか・どう働きたいか」から逆算して選ぶことです。

まずは全体像をつかめる比較表を置いておきます。

サービス名 タイプ 月額目安 対象エリア 向いている人
goodroomサブスくらし 住まいサブスク 69,800円〜(実質8万円前後) 全国700施設以上(東京・大阪・福岡など都市部中心) 全国を移動しながら暮らしたい人
unito 住まいサブスク 物件により変動(要問い合わせ) 東京都心中心 拠点固定+出張・帰省が多い人
Otell 平日連泊予約(月額制ではない) 2泊3日14,080円〜など都度課金 温泉地・観光地中心(都心から2〜3時間圏) 数日だけワーケーションを試したい人
TsugiTsugi(東急) ホテルチェーン系サブスク 23,980円〜(プランにより変動) 東急系+提携ホテル・旅館・グランピング(全国) 平日中心にいろいろなホテルを泊まり歩きたい人
NOMADormy(共立メンテナンス) ホテルチェーン系サブスク 85,000円〜108,000円程度(食事代別、要最新確認) 全国の寮・マンスリー型物件 食事付きで生活コストを抑えて長期滞在したい人

※金額・施設数はいずれも2026年7月時点の調査に基づく目安です。変動が大きい分野のため、必ず各社公式サイトで最新情報をご確認ください。

そもそも「ホテルサブスク」には3つの種類がある

「ホテルサブスク」という呼び方は便利ですが、実際にはビジネスモデルがまったく異なる3タイプが混在しています。ここを整理せずに比較すると、「自分には合わないサービス」を選んでしまいがちです。

① 住まいサブスク型(goodroomサブスくらし・unito)

賃貸の代わりに、ホテルやサービスアパートメントを「住居」として使うタイプです。敷金・礼金なし、家具家電付きで、1ヶ月単位・14泊単位といった中長期利用を前提にしています。「暮らす場所」を柔軟にしたい人向けで、goodroomサブすくらしは全国を移動しながら住み替えるスタイル、unitoは東京都心に拠点を固定しつつ外泊日数分の家賃が下がる「リレント」が特徴です。

② 平日連泊特化型(Otell)

こちらは実は「月額サブスク」ではありません。都度予約・都度課金の連泊プランです。ただし「ホテルサブスク」と一緒に検索されることが非常に多いため、本記事でも比較対象に含めています。平日にまとまった日数だけワーケーションしたい人向けで、月額契約を前提にしない分、身軽に試せるのが特徴です。

③ ホテルチェーン系サブスク型(TsugiTsugi・NOMADormy)

大手ホテルチェーン・宿泊事業者が展開する、月額会員制の宿泊サブスクです。TsugiTsugiは東急グループが運営し、全国の提携ホテル・旅館・グランピング施設に定額で泊まれるプラン。NOMADormyはドーミーインを展開する共立メンテナンスが、自社の寮・マンスリー物件を定額開放するサービスです。「住む」というより「定額でいろいろな宿に泊まり歩く」感覚に近く、食事付きといった寮ならではの付加価値も強みになります。

各サービスの特徴を簡単に紹介

goodroomサブすくらし|全国を移動しながら暮らしたい人向け

月額69,800円〜(実質は管理費・会員費込みで月8万円前後が目安)で、全国700施設以上のホテル・マンスリーマンションに「住める」サービスです。初期費用ゼロ・家具家電付き・水道光熱費込みで、思い立ったらすぐ拠点を変えられるのが最大の強みです。一方で、最低利用期間14泊からで短期利用には向かず、自炊できない施設が多いため食費がかさみやすい点は要注意です。

goodroomサブすくらしの評判・料金を詳しく見る

unito|東京拠点で外泊が多い人向け

家具家電付き・敷金礼金なしの住まいサブスクで、最大の特徴は外泊した日数分だけ家賃が下がる独自の「リレント」制度です。出張・旅行・実家帰省で家を空ける日が多い人ほどお得になります。ただし対応エリアは東京都心が中心で、goodroomサブすくらしのように全国を転々とする使い方には向いていません。外泊のたびに私物を片付ける手間がある点も、事前に把握しておきたいポイントです。

unitoの評判・リレント制度を詳しく見る

Otell|数日だけ試したいワーケーション初心者向け

月額サブスクではなく、平日連泊に特化した都度予約型のホテル・旅館予約サービスです。2泊3日14,080円〜など、月額契約なしで気軽に試せるのが強み。全室に電源・デスクチェア・Wi-Fiが完備され、温泉地・観光地でのリフレッシュも狙えます。一方で予約が「リクエスト制」のため承認まで最大48時間かかることがあり、急な出発には不向きです。まだ口コミが少ない新しめのサービスという点も正直にお伝えしておきます。

Otellの評判・料金を詳しく見る

TsugiTsugi(ツギツギ)|東急系でいろいろなホテルを泊まり歩きたい人向け

東急が運営する、月額制の宿泊サブスクです。「えらべる2」「えらべる5」「えらべる14」など複数のプランがあり、月あたりの宿泊数に応じて料金が変わります(2026年7月時点の調査では、月2泊プランで23,980円〜という価格帯を確認)。対象は東急系ホテルに加え、全国の提携ホテル・旅館・グランピング施設まで幅広く、「毎回違う宿に泊まる楽しさ」を求める人に向いています。平日利用が前提のプランが中心で、住まいサブスクのような「拠点化」とは性質が異なります。

詳しくはツギツギの評判・料金プランで解説しています。

NOMADormy(ノマドーミー)|食事付きで長期滞在したい人向け

ドーミーインを展開する共立メンテナンスが運営する、寮・マンスリー型物件の定額サービスです。月額96,000円前後(食事代別途)で、全国約300棟の家具・家電付き物件に住めます。管理栄養士監修の食事プランが付き、家具・家電付きの寮タイプ物件で生活コストを抑えられるのが特徴です。運営元は大浴場付きホテル「ドーミーイン」で知られる共立メンテナンスですが、NOMADormyの物件自体に大浴場は付帯していない点は誤解しやすいので注意してください。最大3ヶ月までの入居制限がある点、駅から離れた物件もある点は事前に確認しておきましょう。

詳しくはNOMADormyの評判・料金で解説しています。

目的別の選び方

ここまでの整理を踏まえて、「自分だったらどれが合うか」を目的別にまとめます。

  • 全国をノマド的に移動しながら暮らしたい人goodroomサブすくらし。700施設以上から選べる自由度が強みです。
  • 東京に拠点を持ちつつ、出張・帰省で外泊が多い人unito。外泊日数がそのまま家賃割引に直結します。
  • まずは数日だけ、月額契約なしで試したい人Otell。連泊プランを都度予約できるので、いきなり月額契約する不安がありません。
  • いろいろなホテルを泊まり歩く楽しさを重視したい人TsugiTsugi。東急系の幅広いラインナップを月額で楽しめます。
  • 食事付きでコストを抑えつつ長期滞在したい人 → NOMADormy。寮ベースならではの安さが魅力です。

筆者ケンの視点|ホテルワーケーション50泊以上を経験して

私はこれまでビジネスホテルを中心に、通算50泊以上ホテルワーケーションをしてきました。その経験から言えるのは、「ホテルサブスク」を検討する人の多くが、実は住まいを探しているのか、宿泊体験を求めているのかが曖昧なまま検索しているということです。

たとえば「家賃を浮かせたい・引っ越しの手間をなくしたい」なら、goodroomサブすくらしやunitoのような住まいサブスクが答えになります。一方で「毎回違うホテルに泊まって気分転換したい・大浴場やデスク環境にこだわりたい」なら、TsugiTsugiやNOMADormy、あるいは月額契約なしのOtellのほうが目的に合っています。

筆者はこれまでビジネスホテル中心に、都心と地方の温泉地を織り交ぜてワーケーションをしてきました。もし住まいサブスクを一つ選ぶなら、まずは対応エリアが広いgoodroomサブスくらしから始め、拠点を固定したくなったタイミングでunitoへの切り替えを検討する、という順番が失敗しにくいと感じています。初めての方は、いきなり月額契約せず、Otellのような都度予約型で「ホテルワーケーションが自分に合うか」を試すのがおすすめです。

私自身の結論としては、「まず自分が変えたいのは”住む場所”か”泊まる体験”か」を先に決めることをおすすめします。ここが曖昧なまま比較を始めると、条件だけ見て契約し、「思っていたのと違った」となりがちです。

よくある質問(FAQ)

Q1. 結局、ホテルサブスクってどれが一番お得ですか?

A. 「お得さ」は目的によって変わります。移動が多いならgoodroomサブすくらし、拠点固定+外泊が多いならunito、月額契約なしで試したいならOtell、というように、まず自分の暮らし方・働き方を決めてから料金を比較するのが失敗しないコツです。

Q2. 住まいサブスクとホテルチェーン系サブスクは併用できますか?

A. サービスによりますが、それぞれ別契約なので理屈上は併用可能です。たとえば「普段はunitoで東京に拠点を持ちつつ、長期の地方出張だけgoodroomサブすくらしを使う」といった組み合わせも考えられます。ただし費用が二重にかかる点は考慮してください。

Q3. どのサービスも住民票は置けますか?

A. goodroomサブすくらしのホテルプランでは住民票を置けません(マンスリーマンションプランなら可)。unito・TsugiTsugi・NOMADormyについても物件により条件が異なるため、契約前に各社に確認することをおすすめします。

Q4. 初めて使うなら、どのサービスから試すべきですか?

A. いきなり月単位の契約をするのが不安な場合は、都度予約型のOtellから試してみて、「ホテルワーケーションが自分に合うか」を確認してから住まいサブスクを検討する、という順番が安心です。

Q5. TsugiTsugiやNOMADormyの詳しい評判記事はありますか?

A. はい。ツギツギの評判記事NOMADormyの評判記事でそれぞれ詳しく解説しています。

まとめ:比較の前に「住む」か「泊まる」かを決めよう

「ホテルサブスク」とひとくくりにされがちな5サービスですが、実態は大きく3タイプに分かれます。

  • 住まいサブスク型:goodroomサブすくらし(全国移動向け)、unito(拠点固定+外泊が多い人向け)
  • 平日連泊特化型:Otell(月額契約なしで試したい人向け)
  • ホテルチェーン系サブスク型:TsugiTsugi(東急系・泊まり歩き向け)、NOMADormy(共立メンテナンス系・大浴場と食事重視)

料金の安さだけで比較するのではなく、「自分は住む場所を変えたいのか、泊まる体験を増やしたいのか」を先に決めてから、それぞれの個別記事で詳細を確認するのがおすすめです。

goodroomサブすくらしの評判・料金を見る
unitoの評判・リレント制度を見る
Otellの評判・料金を見る


※本記事の料金・サービス内容は2026年7月時点の調査に基づきます。特にTsugiTsugi・NOMADormyの料金・プラン名は公式サイトへの直接アクセスができず外部情報での確認となっているため、公開前に必ず各社公式サイトで最新情報をご確認ください。

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ケン
会社員として働きながら、月1回以上全国各地のホテルに滞在。パソコン1台でワーケーションを実践する30代男性。仕事も観光も妥協しない、リアルなワーケーション術を発信中。