ワーケーションとは、「ワーク(work)」と「バケーション(vacation)」を合わせた造語で、旅行や観光と仕事を合わせた働き方を指します。

世界と比べても長時間労働が当たり前になっている日本社会において、ワークライフバランスを向上されるために今注目の働き方です。

近年では、リモートワークの普及も加速しているため、今後利用者数が増えると見込まれています。

ワーケーションとは?

ワーケーションとは、「ワーク(work)」と「バケーション(vacation)」を合わせた造語で、旅行や観光と仕事を合わせた働き方を指します。

アメリカが発祥の働き方で、観光地などで観光を楽しみながら、空いた時間でリモートワークなどで働く働き方を指します。

最近では企業での導入も進んでおり、ワーケーション制度を使った社員の満足度を上げる取り組みも活発に行われています。

ワーケーションのメリット

ワーケーションのメリットはどのようなものがあるのでしょうか?

主なメリットは以下の3つです。

  • 長期休暇が取りやすくなる
  • 会社への満足度の向上
  • 働き方の自由が広がる

長期休暇が取りやすくなる

ワーケーションの働き方は、仕事をしながら休暇を取ることができるので、長期休暇取りやすくなるメリットがあります。

年末年始や、お盆休みなど混み合う時期以外にも長期休暇を取ることで、費用を抑えて旅行に行くことができたり、好きに休みを取ることができます。

また休みの取りにくい時期でも、ワーケーションではリモートワークなどで仕事に支障がなく働くことができるので、同僚に迷惑をかけることなく休暇を申請できることがメリットです。

会社への満足度の向上

ワーケーション制度を取り入れている企業は、社員の満足度を上げることができます。

なかなか休みが取りにくい職場でも、仕事に支障が出ずに休暇が取れるようになれば、会社への満足度も高まり、離職率の低下などにつなげることができます。

働き方の自由が広がる

ワーケーションが普及することで、必然的にリモートで働く働き方が広まり、従来のオフィスだけの働き方から、どこにいても働けるという働き方の自由が広がります。

リモートワークが普及することで、ワーケーションだけでなく、在宅勤務や、好きな場所で働いたり、必要があればオフィスで同僚と一緒に働くなど、働き方の選択肢が増え、自由に働くことができます。

今注目のワーケーションのメリットとは?向いている職種などについて旅行や帰省先で余暇とリモートワークを行う今流行りのワーケーション。 「work」と「vacation」を組み合わせた滞在方法には、どんなメリットがあるのでしょうか。 今回は、ワーケーションをするメリットについて解説していきます。...

ワーケーションのデメリット

反対にワーケーションのデメリットはどのようなものがあるのでしょうか?

ワーケーションのデメリットは主に以下の通りです。

  • 滞在費がかかる
  • 荷物が増える
  • セキュリティに注意が必要

滞在費(交通費)がかかる

まずは滞在費などの費用がかかることです。

自宅以外で数日間滞在するとなるとワーケーション施設での滞在費や、交通費、その他食費などの費用もかかります。

思ったよりも出費がかさむことがないように、観光と上手く組み合わせたり、ワーケーション滞在プランなどを活用するなど、思った以上に出費がないように注意することが大切です。

荷物が増える

ワーケーションをする場合、普通の旅行よりも荷物が増える場合があります。

一般的には、リモートワーク用のパソコンや、充電器、移動中のポケットWifiなどが必要になります。

移動中の荷物を軽くするために、軽量型のPCや、オールインワンの充電器など、できるだけ荷物を軽くすることがおすすめです。

セキュリティに注意が必要

オフィス以外で会社の仕事をする場合、セキュリティ対策にも注意が必要です。

ホテルなど普段とは異なるWifiに繋いだり、カフェなどで作業する際には社内情報などが周りに見られないようにする必要があるなど、社外での作業ではセキュリティ対策が必要です。

会社として、リモートワークでのセキュリティ対策などはしっかり確認しておきましょう。

企業でのワーケーションの導入事例

企業でのワーケーションも進んできており、各企業では様々なワーケーション制度を導入してきています。

ワーケーションを導入している企業

・日本航空
・野村総合研究所
・日本マイクロソフト など

日本航空

日本航空では2017年からワーケーション制度を導入し、合宿型のワーケーション企画など積極的にワーケーションを推進している企業です。

ワーケーションを利用する社員も年々増加し、ワーケーション中のストレスが約4割減少、生産性が約2割向上するなど、ワーケーションが企業にとっても有益な制度と証明しています。

ワーケーションの場所選びのポイント

ワーケーションの場所を選ぶ際に見るべきポイントはどのようなものがあるのでしょうか?

筆者が選ぶワーケーション場所を選ぶ際のポイントは以下の通りになります。

場所選びのポイント

・旅行したい場所
・ワーケーション支援制度がある場所
・仕事に集中できる場所

旅行したい場所

まず見るべきポイントは、自分が旅行したい場所かというポイントです。

ワーケーションといっても、観光や旅行も含まれているので、自分が旅行してみたい土地を選ぶことが大切です。

またキャンプや釣りなど、自分の趣味が存分に楽しめる場所をワーケーション場所として選ぶこともおすすめなので、好きなことができる場所を選ぶことも大切です。

ワーケーション支援制度がある場所

またワーケーションに力を入れている自治体などは、ワーケーションの無料モニターなどを募集しているところもあるのでおすすめです。

沖縄や東京都の新島村などでは、補助金制度やワーケーション体験モニターツアーなど、自治体独自の支援制度を用意しているところもあるので、

そういった制度を有効活用することも大切です。

仕事に集中できる場所

ワーケーションでは、集中して仕事できる環境も大切なので、自分が集中できる場所かも見るべきポイントです。

都心や栄えている土地だと、なかなか集中して仕事に取り組むことができないという方は、地方など静かな環境で集中できる土地を選ぶなど、自分に合った場所を選ぶことも大切です。

ワーケーション施設選びのポイント

滞在するワーケーション施設の環境も有意義な時間を過ごすためには大切です。

見るべきポイントは以下の3つです。

施設選びのポイント

・Wifi環境
・個室があるか?
・アクセスしやすいか?

Wifi環境

まず一番大切なポイントは、ワーケーション施設にWifi環境が整っているか?ということです。

インターネット環境が無ければ、仕事をすることは難しくなるので、まず第一に確認すべきポイントです。

最近ではどのホテルでもWifiを使うことができるので心配すること少ないと思いますが、不安な方はポケットWifiなどで万が一に備えると良いでしょう。

個室があるか?

次に見るべきポイントは個室の有無です。テレビ会議など行う時にオープンスペースなどではなかなか集中して会議を行うことが難しいため、個室がある施設を選ぶと良いでしょう。

オープンスペースではなかなか集中できないという方は、個室がある施設を選べばしっかり仕事をすることができます。

アクセスしやすいか?

見落としがちなポイントとして、施設までのアクセスの良さがあります。

せっかく休暇を楽しみに行ったのに、移動に時間がかかってしまった..ということがないように、ワーケーション施設までのアクセスの良さも事前に確認しておくと良いでしょう。

ワーケーションの種類・スタイル

ワーケーションには様々なスタイルがあります。自分の状況・目的に合ったスタイルを選ぶことが成功の鍵です。

  • ソロワーケーション:一人で静かな環境に籠り、集中して仕事をするスタイル。フリーランスや個人での成果物を作りたい会社員に向いています。
  • 家族ワーケーション:家族を連れてリゾートや観光地に滞在しながら、子どもが遊んでいる間に仕事をするスタイル。夏休みや冬休みに特に人気です。
  • チームワーケーション:チームや部署全体で合宿のように滞在し、プロジェクト推進や合宿型研修を兼ねるスタイル。チームのコミュニケーション強化にも効果的です。
  • ブレジャー(Bleisure):Business+Leisure。出張に休暇を組み合わせ、出張先でそのまま観光も楽しむスタイル。国際的に広く普及している働き方です。

ワーケーションに向いている職種・仕事

ワーケーションを実施するには、仕事の内容がリモートワークに対応していることが大前提です。以下の職種・業務は特にワーケーションと相性が良いとされています。

  • Webエンジニア・プログラマー:コードを書く作業はパソコンとインターネット環境があればどこでも可能。最もワーケーションと親和性が高い職種です。
  • Webデザイナー・クリエイター:デザイン・動画編集・イラスト制作など、クリエイティブな仕事は環境が変わることでインスピレーションが高まります。
  • ライター・編集者:文章を書く仕事はノートPCがあればどこでも作業可能。旅先での体験が記事のネタになることも多く相性抜群です。
  • コンサルタント・アドバイザー:資料作成・調査・オンライン会議中心の業務はリモートで完結しやすい。
  • 営業・マーケター:オンライン商談・メール対応・企画立案など、多くの業務をリモートで実施できます。

一方で、製造業・医療・接客・現場作業など「物理的な現場」が不可欠な職種はワーケーションが難しい場合が多いです。ただし、資料作成・メール対応などのデスクワーク部分だけをワーケーション中に行うハイブリッド型も有効です。

ワーケーションにかかる費用の目安

ワーケーションの費用は、目的地・期間・宿泊スタイルによって大きく異なります。

  • 近場(関東近郊:箱根・軽井沢・熱海):交通費往復3,000〜8,000円+宿泊費8,000〜2万円/泊。3泊4日で3〜8万円程度
  • 国内遠方(沖縄・北海道・九州):航空券往復1.5〜3万円+宿泊費8,000〜2万円/泊。1週間で15〜30万円程度
  • コテージ・グランピング:1棟あたり2〜5万円/泊が多い。2〜3人でシェアするとコストを抑えられます

費用を抑えるには、早割航空券の活用・連泊割引・平日滞在・楽天トラベルなど予約サイトのポイント還元が効果的です。会社がワーケーション補助制度を設けているケースも増えているので、人事・総務に確認してみましょう。

ワーケーションを成功させるための5つのポイント

ワーケーションを最大限に活かすために、以下のポイントを意識しましょう。

  • ① 事前に会社・チームへの承認・周知をする:ワーケーション期間中の勤務時間・連絡方法・緊急時の対応を事前に明確にしておくことが重要です。
  • ② Wi-Fi環境を必ず事前確認する:宿泊施設のWi-Fi速度・安定性は必ず確認。ビデオ会議が多い方はモバイルWi-Fiをバックアップに持参しましょう。
  • ③ 仕事時間と自由時間を明確に分ける:「9〜17時は仕事」などルーティンを決め、観光や娯楽の時間を確保することでメリハリが生まれます。
  • ④ 3泊以上の滞在で効果を最大化する:移動初日は慣れない環境で生産性が下がりやすいため、最低3泊以上の滞在で「旅先のリズム」が整ってきます。
  • ⑤ セキュリティ対策を徹底する:VPN接続・公共Wi-Fiへの直接接続回避・重要データの暗号化など、情報セキュリティ対策を忘れずに行いましょう。

よくある質問(FAQ)

Q. ワーケーションは会社員でもできますか?

はい。近年はワーケーション制度を整備する企業が増えており、申請により利用できる会社も多くなっています。まずは会社の就業規則やリモートワーク規定を確認し、人事・総務担当者に相談してみましょう。制度がなくても、有給休暇と勤務日を組み合わせて個人的にワーケーションを実施することは可能です。

Q. ワーケーションと出張は何が違いますか?

出張は会社の業務目的のみの移動で、費用も会社負担が基本です。一方、ワーケーションは仕事と休暇を組み合わせた個人の働き方で、費用は基本的に自己負担(会社の補助制度がある場合を除く)です。観光や趣味の時間も楽しめるのが最大の違いです。

Q. ワーケーション中のセキュリティはどう守ればいいですか?

①会社支給のVPNを利用する、②公共Wi-Fiへの直接接続を避ける(ホテルのWi-Fiも含む)、③画面をのぞかれないようプライバシーフィルターを使用する、④重要なファイルはクラウドにアップせずローカルで管理する、の4点が基本的な対策です。会社のセキュリティポリシーも事前に確認しておきましょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

今回はワーケーションとは?というテーマで、ワーケーションのメリット・デメリットなどをまとめました。

ワーケーションはこれからますます利用する人が増えていくとされているので、まだ体験したことがない方は、是非一度体験してみてはいかがでしょうか。

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ABOUT ME
著者プロフィール写真
ケン
会社員として働きながら、月1回以上全国各地のホテルに滞在。パソコン1台でワーケーションを実践する30代男性。仕事も観光も妥協しない、リアルなワーケーション術を発信中。